家族の絆 | 七宝のMY ROOM - ペットストリート

去年の３月七宝家は神戸市内で引越しをしたんですが、前の家の近くで時々会うおばさんがいたんです。
この方はワンコ大好きで、しーちゃんも可愛がって貰いました♪
しーちゃんもいつもは若くてキレイなお姉さんにしか興味を示さないのに、すっごくなついていました。

その方は震災の時までワンコを飼っていたそうです。
シェパードの女の子で名前は「ジョンちゃん」
ジョンママ「私がジョン･ウェインが好きやから、女の子やけどジョンにしたの」

震災の時、被害の大きかった所に住んでいたそうです。
気が付くと、ジョンちゃんのお腹にガラス片が刺さっていたそうです。
混乱の状態の中、獣医さんがすぐに見つかるはずも無く、避難所でジョンちゃんを抱きかかえて、ただ泣くしか出来なかったそうです。

ジョンちゃんはだんだん体が弱ってきて、自分で排便も出来なくなり、ママさんが、手でかき出してあげていたそうです。

避難所にはワンコ好きな人ばかりじゃないし、みんなが混乱している状態・・・

「何してるんや！！汚いな！！」と言う人もいたそうです。

ジョンママ「そう言われても、家族が苦しんでるのに、ほっとけないでしょ。汚いなんて全然思わなかったよ」

ようやく獣医さんが見つかり、ガラス片を取り除いてもらえたけど、ジョンちゃんが高齢と言うこともあり、助かる見込みはないと言われたそうです。

危篤状態になった日
ジョンママ「ジョン、お父さんが帰ってくるまで待っててよ。お父さんに連絡したからね！！」とジョンちゃんに声をかけたそうです。

夕方、仕事を終えて、急いで帰ってきたパパさん。
ジョンパパ「ジョン！！」と声をかけると、顔を上げて、お父さんの姿を確認すると、虹の橋に旅立って行ったそうです。

ジョンママさんは最後に
「犬は好きやけど、私ら、もう年やから、よう飼わへんわ。大事にしてあげてね」と言って下さいました。

その時は、胸が詰まって「はい」と答えるのがやっとで・・・

震災に遭わなければジョンちゃんはもっと長生きしていたでしょうが、パパさんとママさんの家族になって、とっても愛されて幸せだったと思います。

毎日同じ事の繰り返しでも、それが一番の幸せなのかもしれませんね。
当たり前で過ごしてるけど、もっと１日１日を大事にしなきゃいけないな〜

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日にちは過ぎてしまいましたが、１月１７日、阪神大震災から１２年・・・
その日の深夜から他県にスキーをしに向かっていたので、あの揺れは知らないんです・・・
実家は家の壁に亀裂が入った位で、幸い他は何ともなかったんです。

その頃、仕事は三宮に行っていて、１月末から出勤していたのですが、交通機関はマヒ状態で、車で通勤してました（その頃はまだ運転してたんです）
トンネルを抜けるとそこは（ニュースで見てはいたけど）別の場所になっていました。
今思えば、電気も通ってなかったから信号も機能不可、すっごい渋滞の中、運転してたなんて恐ろしい・・・若かったんだな〜と思いますヾ(;´▽｀A

ボランティアで沢山の方が救援に来られてた中、職場の近くの倒れたビルの前でＶサインで写真を撮っていた人がいました・・・

私もこの時、通勤と仕事だけで精一杯で何にも出来なかったんですが・・・