みんなで、10時のおやつ
ママが帰って来たのは、 10時半過ぎ。
ママ「ただいま〜」
パパ「お帰りなさい」
ママ「ケーキを買ってきちゃった」
「今月は、パパの誕生日もバレンタインもプレゼントしなかったから」
「それに、いつも お仕事を頑張ってくれて感謝の意味でね」
パパ「おお〜、ありがとう」
「でも、自分も食べたかったんでしょ?」
ママ「えっ…、そんな事ないよ」
パパ「そう?」
「でも、ありがとう」
ママ「4個 買ってきたから、2個ずつなの」
「どれが良い?」
パパ「先ずは、開けて見せてよ」
ママ「うん」
ケーキが倒れないように、慎重に オープン!
これが、 パパの為に買ってきたイチゴづくしのケーキだ。
パパ「ショートケーキがいいな〜」
ママ「じゃあ、私は イチゴクレープにしよう〜っと!」
あっ、ママったら 『食べたかった』なんて 言っちゃってる!
パパに聞こえたんじゃない?
食べたかったイチゴクレープ、 ママのお口に入って 良かったね。
ママ「クッキー君は、さつまボーロね」
「3個 あげる」
僕「わ〜い!」
僕のおやつは、さつまボーロ 3個だって〜。
1個ずつだと、直ぐに食べ終わって寂しいから、 細か〜く砕いて貰って パクリッ。
何回も 何回も お口に運んで貰えて 何か得した気分だぜい!
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