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クッキー
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ママが食器を片付けてたら、 パパが起きて来た。 ママ「おはよう。朝方まで、ご苦労様」 「もう少し、寝てても良かったのに…」 パパ「う…うん…」 「大丈夫だよ…」 時計は、7時45分。 パパの睡眠時間は、たったの3時間な事をママが心配したけど ショボショボおめめで起きて来たよ。 ママは、急いで パパに朝ごはんを用意。 パパが食べてる間に、洗面&お着換えをしていた。 パパ「ごちそうさま」 「ふう〜」 お疲れ度MAXかも…。 大きな溜息をつくパパ。 食後の一服 プカプカ〜。 ママは、パパの食べ終った食器を 超特急で片付けてから 僕のコートとズボンを持って来てくれたよ。 ママ「今日は、メグちゃんとデートだから行ってくるね」 パパ「うん」 僕「パパ、行ってきます」 パパ「デート、頑張ってね」 「行ってらっしゃい」 僕はパパと 『行ってきます』 の儀式。 僕の前足とパパの手を合わせて、ハイタッチしたよ。 さあ、待ち合わせ場所に レッツゴー! エッサホイサ エッサホイサ お家を出発したのが、8時17分。 急げ 急げ〜! 速足気味に エッサホイサ エッサホイサ 待ち合わせ場所に着いたら、 まだ メグちゃんがいなかった。 そうだ、 今のうちに 乗り換えちゃおう〜っと! 待ってる時間を利用して、 マイカーから車椅子に乗り換える準備をしたの。 そしたら、 テクテク テクテク テクテク テクテク メグちゃん「クッキー君〜、おはよう〜!」 メグちゃんが近づいてくるのが見えた。 僕「メグちゃん、おはよう〜!」 「WONWONWON!」 僕、嬉しくて 思わず声が出ちゃったよん。 メグちゃん「ねえ、匂い 嗅がせて〜」 僕「いいよ」 メグちゃん、 僕のお尻を クンクン クンクン メグちゃん「う〜ん、クッキー君の香りだわ〜」 メグちゃん、 満足したみたい。 今度は、僕の番だ。 僕「メグちゃん、ちょっと 失礼〜」 メグちゃん「いいわよ」 僕は、メグちゃんの身体を クンクン クンクン ママ「クッキー君〜、まだ 後ろ足をマジックテープで止めてないよ〜」 まだ、後ろ足が止まってないなんて、 僕には関係ない! メグちゃんの香りを嗅いで 大満足〜。 お互い、元気なことを確かめ合って いよいよ デートへ。 僕「今日は、新しい公園に行くんだよね?」 「僕、歩ける所まで歩くけど、どうする?」 メグちゃん「う〜ん、私… どうしようかな〜」 「まだ、エンジンがかからないのよん」 僕「じゃあ、マイカーに乗せて貰ったら?」 メグちゃん「やっぱり、クッキー君と頑張れる所まで歩いてみる!」 今日のデートコースは、 新しい公園の開拓。 目的地に着くまで、坂道のアップダウンがあるの。 僕とメグちゃんは、頑張れる所まで 歩いてみる事にした。 テクテク ポテポテ トコトコ テクテク テクテク テク…… メグちゃん、 ママさんに抱っこして貰ったり 自力で歩いてみたりしたけど、途中でギブアップ。 公園で たくさん遊べるようにって マイカーに乗せて貰ってた。 僕「ママ〜、僕も乗る〜!」 「公園まで、まだまだ遠いんでしょ?」 ママ「そうだね、ここまで 頑張ったから乗って良いよ」 僕も、公園で たくさん遊べるように、 体力温存。 車椅子ごと、マイカーに乗せて貰っちゃったの。 ここから 先は ママの足で お願いしま〜す! エッサホイサ エッサホイサ 新しい公園って どんな所か 楽しみだな〜。 キョロキョロ キョロキョロ ジー。 進んで行ったら、 公園に着いたよ〜。 僕「うわ〜、大きな木だね〜」 メグちゃん「桜の木かしら…」 立派な桜の大木。 思わず カシャ! さあ、 どんどん 進もう〜! エッサホイサ エッサホイサ あっ、ここに 子供の遊具があるんだね〜。 6歳〜12歳用って書いてあるけど、 楽しそうな遊具だ。 メグちゃん「ねえねえ、向こうは森になってるのかな…」 僕「本当だ〜!」 「どこに繋がってるのかな…」 メグちゃん「どこかしら…」 「探検してみたいけど、今日は時間がないから 今度にしない?」 僕「そうだね、そうしよう!」 僕とメグちゃん、野生の血が騒ぎ始めて 森の奥が気になる。 でも、 今日は 時間がないから 止めて 近場を探検する事にしたよ。 マイカーを停めて、 車椅子から降ろして貰って準備。 アラフォー探検隊、 出動!
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