父は空、母は大地
はるかな空は 涙をぬぐい
きょうは 美しく晴れた。
あしたは 雲が大地をおおうだろう。
けれど わたしの言葉は
星のように変わらない。
香りたつ花は わたしたちの姉妹
熊や 鹿や 大鷲は
わたしたちの兄弟
岩山のけわしさも
草原のみずみずしさも
小馬の体のぬくもりも
すべて おなじひとつの家族のもの。
バッファローが殺しつくされてしまったら
野生の馬がすべて飼いならされてしまったら
いったい どうなってしまうのだろう?
聖なる森の奥深くまで
人間の匂いがたちこめたとき
いったい なにが起こるのだろう?
獣たちが いなかったら
人間は いったい何なのだろう?
獣たちが すべて消えてしまったら
深い魂のさみしさから
人間も死んでしまうだろう。
大地は わたしたちに属しているのではない。
わたしたちが 大地に属しているのだ。
生まれたがばかりの赤ん坊が
母親の胸の鼓動を したうように
わたしたちは この大地をしたっている。
もし わたしたちが どうしても
ここを立ち去らなければならないのだとしたら
この大地を 大切にしてほしい。
美しい大地の思い出を
受け取ったときのままの姿で
心に 刻みつけておいてほしい。
そして あなたの子どもの
そのまた 子どもたちのために
この大地を守りつづけ
わたしたちが愛したように
愛してほしい。 いつまでも。
どうか いつまでも
下記から抜粋させて頂きました。↓を読んで頂ければ幸いです。
http://www.fuchu.or.jp/~okiomoya/titihasorahahahhadaiti.htm