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クッキー
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今日 パパとママは 6時に起きて来た。 ママ「天上がグルグル回ってる〜!」 「立ってられないや…」 パパ「大丈夫?」 ママ「貧血かな…」 パパ「2階で寝てれば?」 ママ「2階に上がれないから、ソファーで良い」 パパ「どうしたんだろうね…」 珍しく体調不良のママ。 目覚めた瞬間から、天上がグルグル 回ってる。 ママ「クッキー君〜、ごめん」 「パパにオシッコを出して貰ってね」 僕「う…うん…」 ママ「パパ、お願いして良い?」 パパ「了解!」 パパが、カーテンを開けてから 僕に近づいて来た。 ママは、トイレシートを用意した後、カーペットに座り込んだ状態。 パパ「クッキー君〜、おはよう」 「オシッコを出そうね」 僕「う…うん…」 よっこらしょ、 前足ズリズリ。 だけど、パパは 僕の下半身を持ち上げるのに どうやろうか迷ってる。 朝一番は、 膀胱が満タンで触られたくない。 いつも、ママに怒ってるのを見てるから 様子を伺ってるみたい。 そんな様子を見たママが、立ち上がって近づいて来た。 ママ「少し、ふらつきが良くなったかも…」 「クッキー君〜、オシッコだそうね〜」 僕「うん」 僕の腹巻きを持ち上げて、 あっと言う間に 下半身を支えてくれたのだ。 僕が「ウ〜!」って、唸りそうになったら、「ウ〜じゃないでしょ!!」「オシッコを出すんでしょ?」って。 だから、素直に 絞り出して貰ったよ〜。 ママ(心の中で)「下を向くとグルグルするな…」 ママは、目眩と闘いながらpH試験紙を浸して チェック! パパに見て貰ったら、6.2 健康なオシッコでGood! ママ「クッキー君〜、今日は お散歩に行かれないや」 「お部屋で過ごそうね」 僕「うん」 ママに、朝ごはんを用意して貰って カリカリ シャリシャリ ムシャムシャ。 ママは、 僕の朝ごはんを用意した後 ソファーに ゴロ〜ン! パパ「毛布をかけないと風邪引くよ」 ママ「ありがとう」 パパに持って来て貰った毛布をかけて、 暫く 安静に。 ママ「ゴミ捨てとか、お願いしても良い?」 パパ「うん、いいよ」 パパに、全て お任せして目を閉じた。 僕は、ママの隣にベッドを置いて貰って よっこらしょ。 僕「ママ〜、大丈夫?」 「目眩、早く治るといいね」 ママのお顔を、ペロペロ ペロペロ ペロペロ ペロペロ。 ず〜っと、看病してたの。 パパは、ママの分も 朝ごはんを作ってくれたよ。 でも、吐き気もあったママは、 一緒の時間には食べられなかった。 パパが食べ終ったら、僕 ソファーから降りたくなっちゃったよん。 僕「WONWON!」 パパ「どうしたの?」 ママは寝てるから、パパにお願いしてみたけど通じない。 ママ「お散歩に行かれないから、遊びたいかも」 「車椅子に乗せてあげてくれる?」 パパ「そっか、車椅子で遊びたいのか…」 ママが通訳してくれたお陰で、 やっと 車椅子に乗ることが出来た。 パパ「クッキー君〜、投げるよ〜」 僕「OK!」 おもちゃをタオルで包んで貰って、 ポ〜ン! タッタッタッタッタ〜! キャッチ! 安全地帯に持って来て、 カミカミ カミカミ あ〜、 1人遊びは つまらないな…。 パパは、僕に おもちゃをくれた後 携帯ゲームに夢中。 ママ「クッキー君、1人遊びは 嫌だと思うよ」 「一緒に遊んであげれば?」 パパ「う…うん…」 ママの声は、パパには 聞こえないらしい。 僕は、 窓際へ タッタッタッタ〜! よっこらしょ。 車椅子に乗ったまま、 伏せをしながら 日向ぼっこする事に。 あ〜あ、 ママが治ったら 一緒に遊んでくれるのに…。 神様、 ママの目眩を治して下さい。 祈りながら、 マッタリしてたの。 そしたらね、 ママ「お腹が空いたわ〜」 「吐き気も治まったから、食べようかな」 ママがソファーから起き上がって、 パパが作った朝ごはんを食べ始めたの。 時計は、9時過ぎ。 3時間の安静と僕の看病。 それから、パパが ママを助けてあげたから 回復したのかも!
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