メロンちゃんが消えた!
続き
僕が、メロンちゃんと骨型ボールに夢中になってたら、背後から 誰かの声。
「クッキー兄さん」
ん?
その声は、もしかして…
僕「ビスケでしょう?」
ビスケ「はい、ビスケです」
僕「どこにいるの?」
ビスケ「ここです」
僕「ここじゃ分からない」
ビスケ「クッキー兄さんの車椅子に乗ってみました」
いつの間にか、ビスケが車椅子に乗ってたらしい。
僕、全然 知らなかった…
ビスケは、ビスケで 振り落とされないように 必死で掴まっている。
僕「ビスケ、一緒に遊ぶ?」
ビスケ「はい、今日は車椅子の体験です」
僕「じゃぁ、落ちないように気をつけてね」
今日は、修行ごっこじゃなくて ビスケを車椅子に乗せて遊ぶ事にした。
僕「ママ、メロンちゃんを投げて〜」
ママ「OK!」
ポーーーーーン
タッタッタッタッタ〜
あら?
メロンちゃんはどこ?
キョロキョロ キョロキョロ
ママ「クッキー君」
僕「な〜に?」
ママ「な〜に?じゃなくてメロンちゃんを持ってきて」
僕「だってメロンちゃんがいなくなったんだもん」
ママ「あそこにあるよ」
僕「どこ?」
メロンちゃんを見失って、見つけられない。
ママに手伝って貰っちゃった。
ママ「今度は、見失わないようにね」
僕「うん」
ポーーーーーン
タッタッタッタッタ〜
あれ?
またメロンちゃんが消えた!
キョロキョロ キョロキョロ
僕「WONWONWON!」
ママ「クッキー君、こんな所にあるじゃない」
僕「どこ?」
ママ「車椅子のバーに挟まってるよ」
えっ!
車椅子のバーに挟まってるって?
道理で見えないわけだ…
僕「もう一度 投げて〜」
ママ「行くよ〜」
ポーーーーーン
タッタッタッタッタ〜
メロンちゃ〜ん、どこに行ったの〜?
僕「ママ、どこに行ったか分かる?」
ママ「自分で探してごらん」
ママに聞いてみたけど、「自分で探しなさい」って言われちゃった…。
続く
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